〜個体値〜
野生のポケモンを捕まえてみると、レベルは同じなのに攻撃・防御・素早さ・特殊(特攻・特防)・HPの値が違っています。
また、「めざめるパワー」を覚えさせると、一匹一匹、威力やタイプが違っています。
これは、ポケモン一匹一匹に「個体値」という画面上では見ることのできないパラメータが設定してあるからです。
個体値についての説明の前に、16進数について説明しておきます。分からなければこちらへ。
普段使っている数字は、1,2,3,…,9,10,…99,100,…といったように、10ごとに位が上がっていきます。
それに対して、16ごとに位が上がっていくのが16進数です。
16進数で数を表すと、1,2,3,…,9,A,B,C,…E,F,10,…,FF,100,…となります。
さて、個体値の説明に戻ると、ポケモンに設定されている個体値は、16進数で4桁の数で表されます。
例えば怒りの湖にいる赤いギャラドスの個体値は、EAAAとなります。
この数字の各位の数字が、左から順に攻撃・防御・素早さ・特殊の個体値となります。
それぞれ、0≦個体値≦Fの値をとります。0が最低、Fが最高ですので、それぞれの能力値につき16通りあることになります。
4桁で考えると、16の四乗で65536通り。個体値が同じポケモンに出会うことはまずないですね。
特殊に関しては、特攻・特防の区別はありません。まとめて特殊のみとなります。
また、HPの個体値は、その他能力の個体値によって決まります。各個体値を10進数で表してみた時、
・攻撃の個体値が奇数の時に+8
・防御の個体値が奇数の時に+4
・素早さの個体値が奇数の時に+1
・特殊の個体値が奇数の時に+2
されます。全て偶数だと0となります。
レベル100の時、個体値最大(F)と最小(0)とでは、能力値に30の差が出ます。
ちなみに、オスメスの違いがあるポケモンについては、0≦メスの攻撃の個体値<8≦オスの攻撃の個体値≦Fとなっています。
区別がないポケモンや、片方の性別しかいないポケモンでは関係ありません。
さて、光るポケモンですが、個体値が
2AAA、3AAA、6AAA、7AAA、9AAA、AAAA、EAAA、FAAA
のどれかになっている時に光ります。
色違いに遭遇する確率は8÷65536×100≒0.0122(%)。低いですね。